悲しい事実 さよならアン

動物を飼っていれば悲しいことがある。悪性リンパ腫で今年の2月15日アンが死んでしまった。とても優しくて塾のみんなから愛されたアン。うちに来てから3年間、一日も、一回も休むことなく散歩に出かけた。以前飼っていたご主人が亡くなって散歩に行けなくなったアンは淳先生が好きで片時も離れず、先生が不在の時は玄関でずーっと待っていた。一晩帰らない日があったが一晩中玄関から動かなかった。短い間だったけれどここの暮らしは幸せだったと思う。この事をなかなか書くことができなかった。朝の散歩では、道行く人が「あれ、一匹少ないんじゃない?」と声を掛けられ、そのたびに理由を伝えたけれど長い間喪失感から抜け出せなかった。