国際化する大学
2月20日の朝日新聞によると、東大は、学部と大学院修了過程にまたがる5年一貫の新教育課程を2027年秋に設置する方針を固めたそうだ。
新課程の名称は「College of Design」欧米の有力大と同様、5年で修士号がとれるようにする。秋入学、インターナショナルスクールや海外の高校からの学生獲得も目指す。
英教育誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」の世界大学ランキングで、東大は世界29位。前年は39位。藤井輝夫総長は「論文引用数のスコアが足りないなど足りない部分がある。国際的な存在感や競争力を増すため、学部レベルの国際化を本格的に進める必要がある」と述べた。東大は49年までに外国人学生の割合を学部で30%超(現在3.3%)大学院で40%超(同31.3%)外国籍研究者比率を30%超(同13.5%)等の目標を掲げている。いよいよ日本も本格的に国際化する必要に迫られてきたなと思う。
「トップ10%論文数」(分数カウント)
文部科学省科学技術・学術政策研究所が世界各国の科学技術活動の実態を調べた「科学技術指標2023」によると、自然科学分野で国際的に注目される引用回数「トップ10%補正論文数」(分数カウント)で、日本(3767本)は前回より一つ順位を下げて13位となった。20年前は世界4位だったが、年々順位を下げている。